2008年6月18日 (53日目) M51 マーカー:501 Km



昨晩ガソリンスタンドの裏にテントを張らせてもらった。自転車をテントの近くに置いていたが、寝ている時は自転車が盗まれないかと心配だった。朝起きてみると、自転車は昨晩の場所にそのままあった。7時くらいに走り出す。寒い朝だった。


そして9時くらいにカフェを見つけた。昨日逢ったサイクリストのキリルが言っていたカフェだと思う。バーニャと泊まれる部屋があるようだった。いつものメニューで朝食を済ませる。ソファの近くに電源のコンセントがあったので、携帯の充電をさせてもらった。



10時半くらいに走り出すが、コンクリートの道路は平坦に見えるが、2メートル間隔くらいで波を打っていて走り辛かった。でも、空は晴天。気持ちが良い天気だった。

朝のカフェで買った水は炭酸が入っていた。ボトルはいつもの青いボトルだったので何も疑わずに買って、蓋を開けてみたら、プシュー、と音をたてたのに驚いた。


今日は家族から電話があった。次男のクリスは、自分がロシアの3分の2位進んでいるのかと聞いてきたので、そうだと答える。恵子はあるお客さんから小切手が届いているが、俺個人名宛のチェックだと言う。その人の姉からも寄付を既に頂いていたので、寄付だと直感した。後でお礼のメールを出さないといけない。その人は日本人でもない、親戚でもない、只仕事上のお付き合いをさせて頂いている方だ。でも、この瞬間から親友だ。お金を頂いたから親友になるというのも変な話だが、とても嬉しかった。ロスを発つ前には、何人かの方々からも餞別を頂いていた。応援してくれている人がいると思うだけでも頑張らねばと思ったのだった。


昼飯はガソリンステーションと一緒になっているカフェで食べる。ここも愛想が悪かった。いつものメニューで100ルーブル位を支払う。

今日はひたすら走ったと思ったが、距離はそれ程でもなかった。夕方5時くらいに見つけて入ったカフェに居た客は、次の都会のオムスクまで150キロ位だと言っていた。今日その場で走るのを止めたら、明日は長い距離を進まなくてはならないので、もう少し走ることにした。60キロ先にはカフェがあるとの事だった。


しかし、今日走り終えてみると、オムスクまでは150キロの距離だった。教えてもらった距離は少なめだったのだった。明日は長い一日になる。

夕方のカフェでは、いつものボルシチ、玉子焼き、マカロニ、紅茶などを食べる。そしてそこから夜まで走らないといけないので、甘そうなお菓子を買う。60キロ先のカフェまで行きたかったが、KMマーカー501付近にカフェが現れた。カフェの裏に農家があったので、そこにテントを張らせて貰いたかったが、そこでは断られる。カフェに行って聞きなさいとのこと。仕方ないので、カフェに戻り、カフェで偉そうな人で、外で肉を焼いている人に、バーニャーの小屋の中に泊めさせて貰えないかと聞いたら、あっさりと了承してくれた。バーニャは時々使われいるようだったが、今日はお湯を炊かないようだった。

寝られる場所が決まり、自転車をバーニャの中に入れさせて貰い、そのカフェにてもう二度目の夕食を取る。そして食事の後、日記を書きながら紅茶を飲むが、7ルーブル。35セント程度だった。全てが良心的。俺がこのカフェに着いた時には、大型のバスが何台も停車していた。その理由が分かったような気がした。


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